苦痛の少ない胃カメラ・大腸内視鏡検査、日帰り肛門手術、やけどやキズの湿潤療法は川越駅前胃腸・肛門クリニック(埼玉県川越市)
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「粘液の分泌+接触」によるかぶれ(最も多いタイプ)
大腸から分泌された粘液が付着して、かぶれやただれが起こります。さらに、以下のような要因が加わって、お尻の痒みが強くなります。
「粘液の分泌+真菌(カビ)」によるかぶれ
大腸の粘液が付着して、湿った環境となったところに、カンジダというカビの一種が繁殖してお尻の痒みが起こります。
その他の原因
「肛門が痒い」といって肛門科を受診される方が非常に多いのですが、その原因にはいろいろなものがあります。
痒みの原因として最も多いのが、腸から分泌される粘液が肛門周囲に付着することによって生じる「かぶれ」です。
粘液分泌が異常に多い場合には、大腸の炎症などが原因となっている可能性があるために、大腸内視鏡検査が必要なこともあります。
他にも、「カンジダ」という真菌(カビ)や「ぎょう虫」などの寄生虫、食物などが原因となっていることもあり、原因を同定するのに苦労することがあります。
また、痔核や痔ろうといった肛門の病気がある場合には、肛門周囲に粘液が付着しやすくなるために、かぶれやただれが生じやすくなることもあります。
さらにこの痒みの場合、まれに悪性腫瘍が原因となっていることもあります。薬でなかなか改善しない場合には、組織を採取し、顕微鏡で詳しく調べる必要があります。
洗浄便座の普及は目覚ましく、日本の温水洗浄便座(ウォシュレット)の世帯普及率は2010年には71.3%です。しかし、外国ではそれほど普及しておらず、高普及率は日本人の清潔好きがもたらした特異な現象です。
身体が不自由で、排便の後始末が自分でできない時、洗浄便座(ウォシュレット)があると大変助かります。しかし、洗浄便座(ウォシュレット)の不適切な使用で、肛門周囲湿疹・肛門皮膚炎・肛門潰瘍・肛門狭窄・直腸炎などが増えていると指摘されています。
強い水流で長時間(10秒以上)肛門を洗うと、肛門に傷が付く可能性があります。頻回の洗浄により、皮膚や粘膜の皮脂や常在菌が洗い流されてしまい、生体のバリア機構が破綻してしまいます。それが慢性的な炎症、湿疹を引き起こし、痛みや痒みの原因になります。また、洗浄器の貯蔵タンク・洗浄ノズルに細菌が繁殖している場合があり、肛門にできた傷に細菌を押し込めている危険があります。
温水トイレの水流は可能な限り弱く、使用時間は5~10秒にとどめるようにしましょう。肛門に傷があり、痛みや出血がある場合は使わないようにしてください。
また、高齢者では肛門括約筋の筋力が落ちているため、肛門をきれいにしようと長く洗浄すればするほど、お湯が肛門内に入り、後に少しずつ漏れ出してきて下着の汚れや肛門のべとつきの原因となります。
お尻の拭き方も紙で強く擦らず、抑える(拭き取る)ようにして、水分を吸い取るようにします。
△土曜日午後の診療は
15:30~17:00まで
土曜日午後は完全予約制
休診日/木曜・日曜・祝祭日