無痛胃カメラ・大腸内視鏡検査、日帰り肛門手術、やけど・切り傷の湿潤療法は川越駅前胃腸・肛門クリニック(内視鏡内科・消化器内科・胃腸内科・外科)(埼玉県)

内視鏡内科・消化器内科・胃腸内科(埼玉県川越市)

川越駅前胃腸・肛門クリニック

〒350-1122  埼玉県川越市脇田町103番
川越マイン・メディカルセンター川越2階

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049-227-8686

よくあるご質問

よくあるご質問

ここではよくあるご質問をご紹介します。どうぞ参考にしてください。

下記から、ご覧になりたい項目をクリックしてください。

予約・費用・保険について

Q 診療に予約は必要ですか?

A 診療は原則的に予約制ではありません。

内視鏡や日帰り手術については全て予約制です。

内視鏡検査は電話での事前予約が可能です。ただし、大腸内視鏡検査は、検査日前に一度来院していただく必要があります。

胃カメラについては外来の状況により、当日検査可能なこともあります。電話でお問い合わせください。電話連絡がない場合は、ご希望に添えないことがあります。

Q 内視鏡、日帰り検査の費用は?

A 診療は原則的に予約制ではありません。

Q 診察料のクレジットカード払いは可能ですか?

A 今のところ、クレジットカード払いは対応しておりません。
今後、導入を検討しております。

 

Q 健康保険は使えますか?

A 当院は保険医療機関です。各種健康保険証が使用できます。

 

Q 駐車場はありますか?

A 提携駐車場があります。川越駅東口公共地下駐車場(駐車台数:208台)をご利用ください。車で来院された際は受付にお知らせください。1時間無料駐車券を発行いたします。

 

Q 料金はお幾らですか?

A 以下が目安となります。その他、診察料などがかかります。

 1割負担3割負担
胃内視鏡(胃カメラ)検査のみ約2,000円約6,000円
胃内視鏡検査+生検約3,000~4,000円9,000~12,000円
胃内視鏡検査+ピロリ菌検査約2,500円約7,500円
 1割負担3割負担
大腸内視鏡検査のみ約2,500円約7,500円
大腸内視鏡検査+生検約3,000~5,000円10,000~16,000円
大腸内視鏡検査+ポリープ切除約7,000~10,000円約20,000円~30,000円
 3割負担10割負担(自費)
便中ピロリ菌抗原検査約1,000円約4,000円
尿素呼気試験(UBT)約2,000円約6,000円
ピロリ菌1・2次除菌約1,500円約5,000円
ピロリ菌3・4次除菌

     ―

約15,000円

Q 主な紹介先はどこの病院となりますか?

A 基本的にはご相談の上、ご希望の病院を紹介しております。

胃、大腸、肝臓など消化器の手術の場合は、主に連携先である埼玉医大国際医療センター
慈恵医大へのご紹介しております。

入院が必要な肛門の手術の場合は、ときとうクリニック辻仲病院へのご紹介が多いです。

肛門科の診察について

Q 痔の治療は大腸肛門科の専門病院が良いのでしょうか?それとも大学病院や総合病院のほうが良いのでしょうか?

A これは迷うまでもありません。

大腸肛門科専門病院またはクリニックの受診をお勧めします。

肛門科は外科の一分野として扱われているために、多くの大学病院や総合病院では外科医が肛門診療を兼ねています。ただし、肛門科は外科の中でも特殊な領域であり、一定水準の治療を行うためには肛門科専門の病院に何年か所属して、特別な経験を積む必要があります。ですので、大学病院や総合病院では専門的な肛門科の経験を積んだ医師の診療を受けられる可能性はとても低いです。

Q 大腸肛門科の専門医を見つける方法は?

A あなたが受診しようとしている医師は、あなたの痔を正しく治療してくれるのか、どうすれば判断できるのでしょうか。ホームページなどで判断するのは難しように思えますが、患者さんでも知ることができる目安として、次の2つの方法があります。

 1. 専門病院に所属して、正式な大腸肛門科の経験を積んできた医師か?

ホームページでの経歴で概ね分かります。肛門科を扱う医師が大腸肛門の専門病院での勤務歴があれば、それを明記しております。大学病院や総合病院にも時々、痔の患者さんが来院されます。この場合、外科医が診療を担当することになります。肛門科は外科の一分野であるためです。外科医が開業するときは、専門的な経験を積んでいなくても「肛門科」を標榜することが多く見られます。その医師の経歴が大学病院や総合病院だけであれば、肛門科の専門的経験を積んでいる可能性は低くなります。

 2. 大腸肛門病学会の専門医を持っているか?

大腸肛門病学会の専門医にはI(大腸内科)、IIa(大腸外科)、IIb(肛門外科)の3つのコースがあります。この中で肛門疾患を専門として扱っているのは、IIb領域の専門医です。大腸肛門学会専門医と記載されていても、肛門専門病院の勤務歴がなければIIaの場合が殆どです。IIbの専門医は全国で200-300人程度です。つまり、1県に4-6人程度しかいない計算になります。

Q ホームページで大腸肛門病院の実力を判断できる?

A PPHやALTA(ジオン)といった目新しい治療法だけを大きくPRし、通常の治療法について殆ど触れていないホームページを見ることがあります。

痔核の治療は昔から実績があり、オールマイティの治療法である痔核根治術(切除)が治療法の中心となります。ALTA(ジオン)には適さない痔核も存在し、そのような痔核にALTA(ジオン)が予定されたり、実際に手術を行い、術後に改善が見られない方もいらっしゃいます。

ALTA(ジオン)だけをPRし、痔核根治術について殆ど触れられていないようであれば、その医師は標準的な肛門治療を行うことができない可能性があるかもしれません。

Q 肛門科を受診するのは勇気がいります・・・・

A 肛門科を受診することは誰でも勇気がいることですが、当院は胃腸科の診療も行っております。待合室ではどの診療科を受診しに来たかは区別がつきません。

肛門の診療は羞恥心を十分に配慮し、プライバシーが保たれた完全個室で左側臥位(左側を下にして両膝を曲げる体位)にして、下半身をタオルで隠しながら行います。

Q 妊娠中ですが、診察は可能ですか?

A 肛門専門病院には妊娠中、いぼ痔が悪化してしまった方が多く受診されております。当院問題なく診察いたします。

Q 子供ですが、診察は可能ですか?

A 肛門専門病院にはお子さんも受診されていました。当院も問題なく診察致します。

Q 肛門科を受診して、手術になる割合はどれくらいですか?

A 受診された患者さんのうち、手術が必要になるのは全体の1~2割くらいです。しかし、手術でしか根治できない疾患も一定の割合で存在します。

  • 痔ろう:基本的に全員手術が必要です。
  • 内痔核:進行度がIII°以上の方には手術をお勧めしますが、あくまでもご本人の希望が優先です。
  • 裂肛:急性裂肛の場合は、多くはお薬で治ります。しかし、重症で肛門が狭くなっている場合には手術が必要です。慢性裂肛でも肛門が狭くなっていない場合には、しばらくお薬で経過を見て、手術が必要が判断します。
  • これ以外にも、膿皮症、毛巣洞、直腸脱、ホワイトヘッド肛門など、お薬では治らないので手術が必要です。

検査全般について

Q 便潜血検査で陽性となりました。大腸内視鏡検査を受けなければならないでしょうか?

A 便潜血陽性というのは、あくまでも便に血液が混じっていました、ということでしかありません。単なる痔核の出血かもしれませんし、下痢や便秘で腸や肛門がこすれて出血しただけかもしれません。

大腸がんである確率は2%程度ですが、大腸ポリープなど、ほかの病気が見つかる可能性は
40~50%ですので、病気の早期発見のためには大腸内視鏡検査を受けたほうが良いでしょう。

Q 便潜血検査で、2回のうち1回だけ陽性になりました。大腸の検査は必要ですか?

A 1回だけでも便潜血反応が陽性となった場合は、大腸内視鏡検査が必要です。便潜血反応は低コストで簡単に行えるという利点の反面、精度が低いという欠点があります。具体的には進行大腸がんの2割、早期大腸がんの5割は検出されません。これは仮に大腸がんがあったとしても、いつも出血しているとは限らないからです。確実な診断のためには、大腸内視鏡検査が必要です。もう一度、便潜血反応を行うことは全く意味がありません。

Q 便潜血反応が陽性となり、注腸造影検査(バリウム検査)を勧められました。大腸内視鏡検査とどちらが良いのでしょうか?

A 大腸内視鏡検査です。

大腸の検査には注腸造影検査(バリウム検査)と内視鏡検査があります。注腸造影検査はレントゲンを用いて病変の影絵を見る検査で、小さい病変や平坦な病変は映らないことが多く、腸管の色も分かりません。さらに、この検査で異常が疑われた場合は、大腸内視鏡検査を受ける必要が生じます。

Q 便潜血反応が陽性で大腸内視鏡検査を受けたけど、「異常なし」だったのはなぜですか?

A この場合、肛門からの出血や、生理的な出血が考えられます。

痔核や裂肛で目に見えない程度の出血が続いていたり、便を採取するときに、たまたま肛門の表面が擦れて少量の出血があった場合、便潜血反応は陽性となります。

また、大腸には生理的な出血もあります。正常な大腸でも、ごく少量の血液が分泌されている場合があり、便潜血検査が陽性となる可能性もあります。

大腸の精密検査で最も精度が高いのは、大腸内視鏡検査です。この大腸内視鏡検査で異常がなかったので、心配する必要はありません。

Q 胃バリウム検査だけで十分ですか?

A 消化器の専門医で胃バリウム検査を受ける人は殆どいません。

この検査は検査精度が低いために、その時の胃の状況のより病変が陽性になったり陰性になったりします。胃液が多いと細かい病変が描出されず、表面の色素変化も分かりません。ピロリ菌感染が判断できない場合も多々あります。消化器専門医は自分が検査されるならば、内視鏡検査を受けます。

Q 胃カメラと胃バリウム検査の違いは

A 胃カメラとバリウム検査では、検査の精密さに大きな差があり、食道がんや胃がんの早期診断では、明らかに胃カメラの方が優れています。

バリウム検査で異常が見つかれば、後日改めて胃カメラ検査を受ける必要があります。
しかし、始めから胃カメラを受ければ、がんが疑われる部位から細胞を摂取(病理組織検査)し、確定診断することが可能です。バリウム検査ではピロリ菌の有無を調べることができませんが、胃カメラならば同時に検査をすることも可能です。

バリウム検査には胃全体の形や、食道や胃の動きもリアルタイムに見ることができる利点があります。しかし、胸部レントゲンの150~300倍の被ばく量があり、毎年バリウム検査を受けることが、発がんの原因となる可能性があります。

Q 痔からの出血があります。大腸の検査は必要ですか?

A 年齢を考慮したうえで、大腸内視鏡検査が必要か検討します。「痔から出血した」と言って受診される方がたくさんいらっしゃいます。診察してみると、確かに痔があることも多いのですが、それが出血の原因であると確信できる場合はむしろ少数です。実際、痔からの出血と思って市販の軟膏を長期間使用していたら、実は大腸がんや大腸の炎症だったというケースも少なくありません。

Q 妊娠、授乳中ですが、内視鏡検査は受けられますか?

A 当院では妊娠中や授乳中の方に対する禁忌薬(使ってはいけない薬)は使用しませんので、基本的には問題ありません。患者さんごとに細かい状況は異なりますので、一度受診し、ご相談ください。

授乳中の方で鎮静剤(静脈麻酔)下での検査のご希望の方は、搾乳などで24時間授乳を控えていただければ検査は可能です。

Q 生理中ですが、内視鏡検査は受けられますか?

A 特に問題ありません。

Q 不整脈がありますが、内視鏡検査は受けられますか?

A 内視鏡検査時に不整脈の方に適さない注射薬がありますが、この使用を避ければ検査に問題ありません。

Q いぼ痔(痔核)、切れ痔(裂肛)、あな痔(痔ろう)がありますが、大腸内視鏡検査は受けられますか?

A 特に問題なく、大腸内視鏡検査を受けていただけます。

Q 胃や大腸の内視鏡検査を付き添いのものが見学することは可能ですか?

A はい、可能です。当方としては全く問題ありません。

Q 内視鏡検査や日帰り手術の日に、車を運転して来院することは可能ですか?

A 鎮静剤がわずかでも体内に残る可能性があることや、その他、様々な社会的事情から、当院では、内視鏡検査や日帰り手術の日は公共の交通機関や徒歩で来院、もしくは付き添いの方に運転していただくようにしております。どうしても車で来院される場合は、鎮静剤を使用しないでの内視鏡検査となります。

Q 内視鏡検査をうけるならば大病院とクリニック、どちらが良いですか?

A 大学病院、地域の基幹病院、個人のクリニックなど様々な施設で勤務してきましたが、病気があるか、ないかを知りたい段階での検査ならば、クリニックの方が良いと考えます。

大きな病院は病気がある方には良いのですが、まずは病気がないことを確認して安心したいという方には、検査待ちの時間が長い(1か月待ちは普通です)、検査を行う医師を選べない(例外もあります)、検査医と説明する医師が異なるなどの問題があります。

最新の設備を備えたクリニックならば、比較的短時間で検査が受けられるように配慮されており、検査を行う医師と説明する医師が同じなので安全性が高いです。

内視鏡を受ける際に重要なことは、施設の規模でなく、誰が検査を施行するのかという問題の方が大きいと思われます。その意味で、内視鏡専門クリニックの方が安心です。

緊急で内視鏡を行った際に、緊急の処置が必要であった方も今まで経験しております。

Q 妊娠中のピロリ菌検査は可能ですか?

A 可能です。

ピロリ菌の有無を調べる検査には胃内視鏡検査(胃カメラ)を施行する、迅速ウレアーゼ、鏡検法、培養法と、胃内視鏡検査を施行しない、尿素呼気試験、血中抗ピロリ菌抗体測定、尿中抗ピロリ菌抗体測定、便中ピロリ菌抗原測定があります。

その中で、尿素呼気試験は放射性同位体を服用しますので、妊娠中および授乳中の方への投与の安全性は確立されておりませんが、それ以外の検査は問題ありません。

Q ピロリ菌の除菌薬を飲んでいる間、運動は可能ですか?

A 可能です。

除菌薬を飲んでいる間は、飲酒と喫煙を控えていただければ、その他は特に制限はありません。

胃カメラ(胃内視鏡検査)について

Q 胃カメラ(胃内視鏡検査)の前日の食事に注意することはありますか?

A 胃カメラ(胃内視鏡検査)のみの方は、前日のお食事内容には特に注意することはありません。ただし、夜9時までに食事を終え、それ以降は飲み物も、お水、お茶(緑茶、烏龍茶、麦茶)スポーツドリンクのみとしてください。検査当日は、食事は何も召し上がらずにご来院ください。

コーヒーや牛乳は観察不良となるために、検査終了後まで控えてください。

Q 胃カメラ(胃内視鏡検査)の検査後は食事制限はありますか?

A 胃カメラ(胃内視鏡)検査のみでは、麻酔が切れるまでの検査後1時間から飲食が可能です。生検検査もした場合は、検査後2時間から飲食が可能となります。

胃のポリープを切除することは殆どありませんので、翌日からの運動や旅行などは差し支えありません。

Q 胃カメラ(胃内視鏡検査)の当日は水分はどうすればよいですか?

A 水分は摂取していただいて構いません。ただし、コーヒーや牛乳は散冊不良と名あるために避けて下さい。お水やお茶(緑茶、ウーロン茶、麦茶)、スポーツドリンクとして下さい。

ご御高齢(80歳以上)の方は特に、脱水による脳梗塞のおそれがありますので、十分に水分摂取して下さい。

Q 胃カメラ(胃内視鏡検査)は来院したその日に検査できますか?

A 原則、内視鏡検査は予約制ですが、診療状況により緊急で検査できることもあります。胃の痛みなどで辛い時は、取り敢えず朝食を抜いて、朝一番に電話でお問い合わせください。

Q 鼻から内視鏡を入れるのは痛そうなのですが・・・

A 口からの胃カメラ(胃内視鏡検査)と鼻からの胃カメラ(胃内視鏡検査)の両方を受けたことがある方のうち、殆どの方が鼻からの方が楽だったと答えています。

従来の口からの胃カメラ(胃内視鏡検査)の辛さを10とすると、鼻からの辛さは2-3程度とされています。鼻を通過する際の違和感はあるかもしれませんが、喉や舌に内視鏡がふれないので、「オエッ」という咽頭反射がなく、苦しくない楽な検査となります。

Q ピロリ菌がいるかいないかの検査や除菌治療は可能ですか?

A 胃がんの原因であるピロリ菌の検査は、当院で施行可能です。

ピロリ菌の判定には、尿素呼気試験(吐いた息による検査)、採血、尿検査、便検査のいずれかで施行可能です。しかし、ピロリ菌除菌後の判定には(除菌薬内服後、ピロリ菌を退治できたかのチェック)、尿素呼気試験、便検査のみでの対応となります。除菌は、抗生物質を2種類と潰瘍薬を1種類、計3種類の薬を1週間服用していただきます。服用後1~2か月したところで、除菌後の判定をします。1次除菌で70%、2次除菌で90%程度の成功率です。

また、ピロリ菌がいるかいないかの判定を保険で行う際には、「胃カメラ(胃内視鏡検査)を6か月以内に受けている」ことが必須となりますのときに同時に行うことができます。陽性だった場合、除菌療法を始めていきます(全額自費の場合、診察料とピロリ菌検査代の合計で約5000円となります)。

保険範囲内での2次除菌(2回目の除菌)でも退治できなかった方への、3次除菌や4次除菌も自費での処方(約1万円)で対応しておりますので、希望の方はご相談ください。

Q 胃カメラ(胃内視鏡検査)のときに、ピロリ菌の検査もできますか?

A ピロリ菌の検査は、胃カメラ(胃内視鏡検査)のときに同時に行うことができます。陽性だった場合、除菌療法を始めていきます。

Q 胃のポリープを外来で切除したいのですが、可能ですか?

A 胃のポリープ切除は、大腸ポリープに比べて出血のリスクが高いので、入院での切除をお勧めします。

そもそも、胃のポリープは良性のことがほとんどで、多くは切除の必要がありません。2㎝以上や出血しやすいポリープなどの場合に切除が必要となります。

Q 胃カメラをしたいのですが、生理中でも可能ですか?

A 問題なく検査を受けていただけます。

Q 妊娠中の胃カメラは可能ですか?

A 妊娠中は薬剤の影響による胎児へのリスクを心配し、胃カメラ検査を行うことができるのか疑問に思いますが、検査方法や麻酔の種類を選ぶことによって安全に行えます。

胃カメラ検査を行うとき、のど部分のみに麻酔を行うことで、体に対して負担を与えることなく検査ができます。鼻から内視鏡を挿入する経鼻内視鏡検査を行うことで、より体に負担を与えることなく妊娠中でも胃の状態を確認することができます。

ちなみに、妊娠初期(~4週目)は卵の状態で、器官は発達していないため、薬剤の影響はないと言われています。

妊娠4~16週目までは器官が形成される大事な時期のため、鎮静剤(ワクチン、抗がん剤なども)胎児への影響が高く、異常をきたす可能性があるので絶対に避けて下さい。

16週目からは胎児の器官の発育は完成しており、薬剤の影響で異常が起こる可能性は低いのですが、発育障害や知能障害を起こす可能性があるために、鎮静剤や解熱剤などの薬剤の使用は避けたほうが良いです。また、鎮静剤の影響によって出産後、新生児に口唇烈、低血圧、低体温、呼吸抑制などの症状が現れることがあるといわれています。

もし胃カメラを受けることになれば医師や看護師とよく相談し、安心して検査を受けることが望ましいです。薬剤の胎児への影響を考えて鎮静剤なしの胃カメラを受けることが良いでしょう。

妊婦の方で、胃に痛みや異常を感じている時、検査を行わないまま薬の処方を受けることで、薬剤の過剰摂取につながりやすくなってしまいます。
適切な薬の量であったり治療法を判断するためにも、妊婦の状態に合っている方法で胃カメラ検査を受けてみるとよいでしょう。

大腸内視鏡検査について

Q 大腸内視鏡検査はとても辛い検査と聞いたのですが・・・

A 大腸内視鏡検査は検査医によってかなり差があります。大腸内視鏡の挿入方法には「型」があり、そのトレーニングをきちんと積んでいないと、とても辛い検査になります。きちんとしたトレーニングを受けた医師が麻酔(鎮静剤や鎮痛剤)を使用しながら検査を行うと、驚くほど苦痛は少ないものです。多くの方が、ウトウトしたり、寝ているうちに検査が終了します。

Q 大腸内視鏡検査前日の食事に注意することはありますか?

A 検査前日は便として残りにくい、消化の良いものを召し上がってください。

消化の良いもの:白米、うどん、卵、鶏肉、白身魚、豆腐

消化の良くないもの:野菜、海藻、果物、豆、ひじき、きのこ、ゴマ、玄米

飲んで良いものは、お水、お茶、スポーツドリンクです。コーヒー、紅茶は夕食時まで飲んでも構いませんが、それ以降は控えてください。お酒も控えてください。

Q 大腸内視鏡検査の前に飲む下剤(洗腸液)は辛くないですか?

A 当院では最も飲みやすい(味が良い)といわれている洗腸液を使用しています。飲む量は約1.0Lで、2時間くらいかけて飲んでいただきます。

腸内の便を全て出し切らないと、便に隠れて病変が見つけられない可能性がありますので、ご協力のほど、よろしくお願い致します。

Q 大腸内視鏡検査はどのくらい時間がかかりますか?

A 検査自体は10~15分くらいです。挿入に5分、観察に10分という感じです。ある文献には少なくとも観察には最低6分以上が必要とあります。ポリープを切除した場合は、プラス5~10分くらいみてください。

検査後は、そのままリカバリールームで30~60分くらい休憩していただきます。その後、内視鏡検査の結果を説明いたします。

Q 胃カメラ(胃内視鏡検査)と大腸内視鏡検査を同時にできませんか?

A 可能です。

胃と大腸の内視鏡検査を予定しているのであれば、同じ日に受けることをお勧めします。同時に両方の検査を受けても、お体への負担はあまり変わりません。

Q 大腸内視鏡検査でスコープの長さが足りないことはありますか?

A 殆どありません。ごくまれにお腹が出っ張っている体格の良い方でそのようなことを経験します。その場合は、体位変換やお腹を圧迫したりして挿入していけば殆どの方で長さがなりなくなることはありません。ちなみに今まで、本当に長さが足りなくて一番奥まで到達できなかった方は2人くらいだったと記憶しています。

Q 抗凝固薬(血液をサラサラにする薬)を飲んでいますが、大腸内視鏡検査は受けられますか?また、その際にポリープは切除できますか?

A 大腸内視鏡検査は問題なく受けていただけます。

ポリープに関してはお薬の種類やポリープの大きさ、ご本人の基礎疾患により、検査当日に切除できない場合があります。検査前の診察で詳しくお話いたします。

Q 大腸ポリープは切除する時に痛みはありますか?

A 大腸の粘膜のは痛覚がないために、ポリープを切除しても痛くありません。

Q 他院で大腸ポリープが見つかり、ポリープを切除するには入院が必要と言われましたが、日帰りでの切除は可能ですか?

A 大腸ポリープを切除した際の合併症として、出血や穿孔(穴が開くこと)があり、この合併症のリスクが高い病変については入院が必要なことがあります。しかし、殆どの場合は入院の必要はなく、日帰りでの切除が可能です。

以下の場合は合併症のリスクを考慮し、入院での切除をお勧めすることがあります。

1.20mm以上の大きさのとき

2.有茎性(茎がある)ポリープのとき

3.バイアスピリンなどの抗凝固薬(血液をサラサラにする薬)を一定期間中止できないとき

Q どのくらいの大きさの大腸ポリープまで、日帰りでの切除は可能ですか?

A 当院では、コールドポリペクトミーという、ポリープ切除手術に伴う出血の合併症が
ほぼ0の手技でポリープ切除を主に行っております。

現在のところ、ポリープの個数は4~5個くらいまで、大きさは10mmまでのポリープを適応としています。

ポリープを切除した場合、帰宅後1週間は以下のことが禁止になります。

  1. 遠出をする(旅行は2週間程度)
  2. 重いものを持つ(腹圧のかかること)
  3. 飲酒
  4. 激しい運動

5個以上の場合は、2回に分けてポリープを切除することもあります。

10~15mmまでの大きさのポリープの場合、従来のポリペクトミー(高周波凝固装置を用いる)やEMRで切除します。

ポリープの大きさが20mmを超える場合は、入院可能な施設へ紹介いたします。

ただし、脳梗塞や心筋梗塞、不整脈などで抗血栓薬を服用している方は、これに適応しません。日本消化器内視鏡学会の新ガイドラインに沿い、まずは服薬を中止せずに、観察のみの検査となります。

Q 大腸ポリープ切除後の食事の注意点は?

A 大腸ポリープ切除後、一日分のお食事については、当院より検査食をお出ししますので、そちらを召し上がっていただきます。その後2~3日は、消化の良いものを召し上がってください。

アルコールは1週間禁止となります。また、激しい運動も1週間、旅行は2週間ほどお控えください。ノンアルコールビールは飲んでいただいて構いません。

Q 大腸ポリープ切除後はいつから仕事に復帰できますか?

A デスクワークであれば、翌日から可能です。しかし、重いものを持ったり、かなりの身体を動かす仕事の場合は、1週間程度は仕事を休んでいただくか、仕事内容を軽くしてもらった方が安心です。

肛門手術について

Q 肛門の病気は全て日帰りで手術で可能ですか?

A 多くの肛門疾患が日帰り手術可能です。まずは診察でご相談ください。

日帰りでは手術が難しい(入院手術が必要)と判断された場合には、肛門専門病院である辻仲病院などへご紹介いたします。

アルコールは1週間禁止となります。また、激しい運動も1週間、旅行は2週間ほどお控えください。

Q 日帰り手術は入院手術と比べて不完全になりませんか?

A その心配はありません。

術前の診察で、日帰り手術が可能かを判断します。日帰り手術をお勧めするのは、日帰り手術で治癒できると判断した場合だけです。日帰り手術では不完全な手術になる恐れがある場合(重症な場合など)には、初めから入院手術をお勧めしています。

Q 日帰り手術は痛いですか?

A 当院の日帰り手術は、痛くないことを重視して行っております。

排便時の痛みが多少あることもありますが、痛みを軽減する工夫を行っているため、生活に支障が出るほどの痛みが起こることは稀です。もし、痛みがある場合には、処方された痛みどめを服用し、お風呂で患部を温めてください。

Q レーザーメスは使っていますか?

A レーザーメスにはあまりメリットがないために、使用していません。レーザーメスは手術中に出血が少ないことが「売り」とされていますが、当院では通常の手術でも出血は殆どありません。むしろ、レーザーメスはミリ単位の繊細な作業が困難なため、肛門科の手術には向いていません。全国各地の大腸肛門科専門病院で、レーザーメスを使用している施設がないという事実からもお分かりいただけると思います。

痔核の結紮切除において鋭的切除(外科用ハサミ)では多器具(電気メス、超音波メス、レーザーなど)に比べ、創傷治癒期間が短い傾向にあります。

Q 日帰り手術はどのくらい時間がかかりますか?

A 手術自体は10~15分くらいで終わる場合が殆どです。手術後は1時間くらい休憩していただいた後、医師の最終診察と術後の生活指導の説明をいたします。

Q 日帰り手術後のケアはどうすれば良いですか?

A 排便後は洗浄して清潔に保ちましょう。洗浄する設備が無い場合は、ノンアルコール無香料のウェットティッシュでも代用できます。

Q 日帰り手術後の排便はどうすれば良いですか?

A 最も重要なのは、「強くいきまない」ことです。術後はしばらく残便感があるかもしれませんが、便を出し切ろうとして無理にいきまないことが大切です。強くいきむと、出血や痛みの原因になります。残便感は傷が治るにつれて消失し、元の感覚に戻ります。また、極端に便秘や下痢があっても出血や痛みのリスクが高くなります。処方された下剤を調節して、軟便を保ってください。

Q 痔の手術後を受けて数日たつのに、まだ膿が出るので心配です。

A 痔の術後1か月以内の方に多い訴えとして、「まだ膿が出る」というものがあります。これは、手術が失敗して膿が出ているのではありません。手術した創の表面から出る体液が、腸に住んでいる大腸菌と反応して、膿のように見えるのです。創が塞がって上皮化すれば出なくなります。この膿のような粘液を放置しておくと、かぶれの原因となるので、こまめに洗浄してきれいにするように心掛けましょう。

Q 肛門手術後の食事の注意点は?

A 手術後一日分のお食事については、当院よりお出ししますので、そちらを召し上がってください。その後一週間は、繊維質の多いものや刺激物は避け、消化の良いものを召し上がってください。アルコールは術後1週間禁止となります。

Q 日帰り手術後に自転車やバイクに乗れますか?

A 自転車やバイクは肛門の創に負担がかかりますので、基本的にはお勧めできません。乗りたい方は術後の創の治り具合と相談になります。自動車や電車は問題ありません。

Q 仕事はいつごろから復帰できますか?

A 事務作業(デスクワーク)の場合には、手術当日だけ安静にしていただくだけで、ほぼ大丈夫です。ただし、力仕事の場合には、2~3週間は無理しない方が良いでしょう。

Q 日帰り手術後はすぐに普通の生活ができますか?

A 基本的に日常生活は可能です。手術後は2週間ほど出血のリスクがあると言われておりますので、この間の激しい運動や旅行は禁止となります。

湿潤療法について

Q 軽いけが(切り傷、擦り傷)や火傷でも受診しても良いでしょうか?

A ささいな傷や火傷でも受診してください。正しく治療することで、早くきれいに治る可能性が高くなります。ご自身でも湿潤療法ができるように説明も致します。

Q なぜ傷は化膿するのですか?

A 傷の感染には細菌(バイ菌)の存在が必要条件ではありますが、十分条件ではありません。つまり、細菌(バイ菌)単独で傷が感染することは殆どありません。

傷が化膿するのは「感染源」がある場合です。創面にある異物や壊死組織がこれにあたります。具体的には縫合糸(特に絹糸)、血腫、動物性異物、植物性異物、痂疲(かさぶた)、人工物です。これらなしに傷が化膿することは稀です。「感染源」を除去するために、外科的デブリードマン(汚染部の除去)が最も効果的で、次に水道の流水での創部洗浄となります。

Q 傷を消毒しないと化膿するのでは?

A 消毒液は有機物(膿、血液、壊死組織など)があると、これらで消費されてしまい、殺菌力は速やかに失活してしまいます。そして、界面活性剤などの細胞障害性を持つ添加物が含まれているため、殺菌効果を失って傷面の細胞への障害性だけが残ってしまいます。

したがって、「傷が化膿しないように」という理由で傷面を消毒すると、細菌は殺していないだけでなく、人体細胞だけ選択的に殺しているという結果になります。

感染治療の原則は、まずは感染源の除去です。細菌を除去するために消毒を繰り返しても意味がないどころが、有害なことがあります。感染予防には外科的デブリードマン(汚染部の除去)が最も効果的で、次に水道の流水での創部洗浄です。

Q なぜガーゼを使ってはいけないのですか?

A ガーゼは皮膚欠損創にとって最悪で治癒を妨害し、疼痛を与えているだけです。

ガーゼで創面を覆ってしまうと創は乾燥してしまい、その結果、創治癒は遅れてしまいます。また、擦過創をガーゼで覆うと痛みが出ますが、これは「傷が乾燥」したために生じた痛みであり、さらに創面に固着したガーゼを剥がす時も痛みが生じます。

Q ハイドロコロイド(キズパワーパッドやデュオアクティブ)は何日張り続けても大丈夫?

A ハイドロコロイド(デュオアクティブ,キズパワーパッド)の添付文書には1週間張り続けて大丈夫、と書かれています。しかし、何日間も続けて張り続けてしまうと、トビヒになったりアセモを作ったりします。通常は、一日一回はハイドロコロイドを剥がし、周囲の皮膚の汚れや垢を洗い落とし、新しいハイドロコロイドを張るようにして下さい。

皮膚の重要な機能である不感蒸泄がハイドロコロイド貼付で妨げられると、皮膚のトラブルが起こります。

Q ハイドロコロイドを使うと臭いが強くなることがありますが、化膿しているのですか?

A ハイドロコロイドは浸出液に触れると融解しますが、その際に特有の臭気を発し、融解したものも黄色で、一見膿のように見えます。しかし、膿であるか(化膿しているか)は、炎症症状の有無で判断します。具体的には、傷周囲の皮膚に発赤・腫脹があれば化膿していると判断します。発赤・腫脹がなければ感染していないと判断します。

ハイドロコロイドの臭気と化膿は別問題です。

Q ハイドロコロイド(キズパワーパッドやデュオアクティブ)使用時の注意点は?

A ハイドロコロイドを使用する場合は、気温や生活パターンを考慮する必要があります。例えば、気温が高かったり、運動をして汗をかいた後は、直ちにハイドロコロイドを交換して下さい。長時間貼付を続けると汗疹や膿痂疹を作ることがあります。暑い日には1日3回くらい張り替えてもらうのがトラブルを防ぐコツです。

Q 湿潤療法が失敗する原因は?

A 以下のような原因が挙げられます。

1) 状態に応じた被覆剤が選ばれていない。
 → 浸出液が多い場合適度に吸水するシートを頻回に換え(=紙おむつとポリエチレン袋な
 どで代用)、液を排出する必要がありまs

2) 傷口が乾いている。
→ ワセリンで湿らすことが必要です。

3) 消毒薬を使用している。
→ 感染に繋がります。

4) 感染徴候(痛み・発赤)があるのに、湿潤療法を続けている。
 → 
抗生剤や頻回のシート交換が必要です。

Q 傷を水道水で傷を洗っても大丈夫ですか?

A 傷は水道水で洗っても大丈夫です。それで傷が化膿することはありません。

日本の水道水は塩素で殺菌されています。各地の水道局が公開しているデータでは、水道水中の細菌数はゼロです。

また、石鹸で洗う必要もありません。石鹸は界面活性剤そのものであり、細胞膜を直接破壊します。石鹸で傷を洗うと痛いのはこのためです。

創面の細菌を除去するためなら水で洗えば細菌は除去できます。界面活性剤を使用する必要はありません。石鹸が必要なのは「傷口が油で汚れている」状態だけです。つまり,傷口が機械油で汚れているなどの場合だけです。この状態であれば「傷を石鹸で洗う」必要がありますが、それ以外では石鹸洗浄は不要です。

Q 傷は乾かしたほうが良いのですか?

A 傷は乾かすと治りが悪くなります。傷を乾かすと傷口の細胞が壊死してしまうからです。

Q かさぶた(痂皮)ができました。まだ治らなくて痛いのですが。

A かさぶた(痂皮)は「死んだ皮膚や血液が固まったもの」です。言わば、皮膚のミイラです。すりむき傷を乾かしたり、消毒を繰り返すと真皮が死んでしまい、これがかさぶたとなります。

一般的には「かさぶたができると傷が治る」、「かさぶたが出来たら剥がしてはダメ」とか「かさぶたが出来ると傷が速く治る」と言われていますが、すべて間違いです。かさぶたは「傷が治らない」状態そのものであり、あってはいけないものなのです。かさぶたは異物であり,感染の温床になります。

Q けが(切り傷、擦り傷)をしました。いつからお風呂に入って大丈夫ですか?

A 特に問題はありませんが、擦って洗わないようにして下さい。

Q 包丁などで指先を切ってしまって出血が止まりません。どうしたら良いですか?

A 出血部位を直接タオルやティッシュペーパーで圧迫して下さい。圧迫時間は10分程度ですが、止まらない場合はさらに圧迫を続けて下さい。そうすれば、病院に着くころには止血しているかもしれません。

日常での外傷での出血は殆どが静脈性です。指を切った際に指の付け根を締め付けると、静脈が遮断され、血液が心臓に戻れなくなり、出血が止まりません。

指先や顔面、頭部はもともと血管が豊富で出血が止まりにくい部位です。くれぐれも根元を輪ゴムなどで締め付けないようにしましょう。消毒もしないようにして下さい。

Q 低温やけどはなぜ傷が深くなるのですか?なぜ治りにくいのですか?

A 普通なら火傷しないような温度で起こる熱傷のことを「低温やけど」と呼びます。原因は様々で湯たんぽ、電気アンカ、ホットカーペット、カイロなどがあり、これらの低温熱源に長時間肌が触れることで起こります。この低温やけどの問題点は、最初は大したことがないように見えて、時間の経過とともに火傷が深くなることにあります。

まず、通常の高温熱源による熱傷について思い起こしてみて下さい。熱湯に触れれば熱いため、反射的に手を引っ込めます。このため、皮膚と高温熱源が触れる時間は短く、一瞬しか高温熱源に触れていないので、損傷される部分は表皮表層のみとなります。長い時間熱源に触れていれば損傷は表皮より深い部分に及び、結果的に「深いやけど」になります。つまり、熱傷の深さは、熱源の温度、熱源との接触時間で決まります

ところが、低温やけどの場合、「ちょっと熱いけれど,痛みを覚えるほどではない」くらいの温度です。このため、これらの熱源に触れても反射的に手を引っ込めることはなく、眠っていたり、酔っ払っていればそのまま一晩中、熱源に触れっ放しとなってしまいます。

低温熱源に皮膚が触れれば皮膚は暖められ、長時間皮膚と接触していれば皮下組織(皮下脂肪)も暖められることになります。低温といっても蛋白質を変成させるには十分な温度であり、接触時間が長時間になれば脂肪層の温度が上がり、じわじわとやけどが進行します(もともと脂肪層は血流が悪いのでうつ熱(熱がこもりやすい)の状態となります)。要するに遠火でじっくりと焼いているような状態です。気が付い時点では既に皮下脂肪の壊死は確定しており、皮膚を冷却しようと皮膚に軟膏をつけようと、壊死した皮下脂肪を生き返られることは不可能で、このため低温やけどは傷が深くなり、治りにくくなります。

大腸の症状について

Q 大腸がんの症状について教えて下さい。

A 腹痛、血便、便秘、下痢が主な症状です。本人の自覚が殆どなく、検診の便潜血陽性を指摘され、大腸内視鏡検査で大腸がんと診断されることも少なくありません。

特に家族で大腸がんの方がいる場合は、大腸内視鏡検査を受けることをお勧めします。無症状のうちに検査を受けることで、早期発見に繋がります。

Q 大腸がんを予防する方法はありますか?

A 脂肪分の多い肉食中心の欧米スタイルの食事(洋食)を少なくし、魚中心の食事(和食)を心掛けましょう。また、野菜類・果物類も多く摂って下さい。

たばこ、アルコールも大腸がんの危険因子と考えられます。

日本人には大腸がんが少なかったのですが、戦後の欧米スタイルの食事の普及とともに、大腸がんによる死亡数が増えています(現在は、日本人の女性がん死因の第一位となりました)。

Q おならがよく出て困ります。

A 「おなら」の2/3は口から飲み込んだ空気です。これ自体はあまり問題になりませんが、日常生活には支障をきたしたりします。

残り1/3は腸内で発生するガスです。肉などの動物性たんぱく質が小腸で十分に消化されずに腐敗すると、アンモニア・硫化水素などの臭いの強いガスを発生します。また、ストレスなどによる胃腸の働きの低下や、腸内の悪玉菌が増えてもガスが多くなります。また乳製品や食物繊維の摂り過ぎも一因となることがあります。食事の摂り方(早食いを止め、よく噛む)や内容を変更すると改善することがあります。

「おなら」を我慢しすぎると腹痛が生じ、便秘を引き起こし、腸内の悪玉菌が増え、ますます「おなら」が酷くなるという悪循環に陥ります。

対策として以下のことが挙げられます。
1. 早食いをしない(早食いだと口から飲み込む空気量が多くなると考えられています)。
2. 肉などの動物性たんぱく質を少なくし、野菜類を多く摂る。
3. 規則正しい生活を心掛ける。

Q 下痢が続いています。

A 下痢をしているときは、水分を取ると下痢が酷くなると考え、水分に取らない方がおりますが、脱水になるので十分に水分を摂取して下さい。

一過性の下痢は、食物の影響や冷え、ウイルスや細菌などの感染症が原因です。

慢性的な下痢の場合、潰瘍性大腸炎などの腸の炎症や大腸がんなどが潜んでいる可能性がありありますので、大腸内視鏡検査による精密検査が必要です。

下痢は必要だから起きている場合が多いので、安易な対症療法(下痢止めの服用)は禁物です。

Q 便秘が続いています。

A 便秘は大腸がんなどが原因で起こる器質性便秘と、目に見える病気がない器質性便秘に分けられます。大多数を占める機能性便秘には、痙攣性便秘、弛緩性便秘、直腸性便秘があり、それぞれ治療法が異なります。特に痙攣性便秘に大腸を刺激する下剤は好ましくありません。便秘の治療にはその原因を知ることが大切です。

Q 下痢と便秘が続いています。

A 慢性的にこの症状が続く場合は、過敏性腸症候群の可能性があります。しかし、今までになかった症状が出てきたら大腸がんを否定する必要があるので、一度大腸内視鏡検査を受けて下さい。

潰瘍性大腸炎について

Q どのような症状が現れるのですか?

A 最も多く見られるのが便の異常です。発症早期には血便以外の症状が殆どなく、痔による出血と誤り易いため、注意が必要です。

炎症が大腸の広い範囲に広がると、血便以外に下痢・軟便や腹痛などの症状を伴うことがあります。下痢がひどい場合には20回以上/日もトイレに駆け込むことがあります。さらに症状が悪化すると、体重減少や発熱などの全身症状が起こることもあります。

Q 治療で重要なことは何ですか?

A 潰瘍性大腸炎の多くは寛解(症状が落ち着いている状態)と再燃(症状が悪化している状態)を繰り返します。現状では完治させる治療法が見つかっていないため、適切な治療を維持することで再燃をコントロールし、寛解を維持することが重要です。

長期に渡り、寛解の状態を維持することができれば、外出時の度重なる便意など、日常生活に不安を抱えることなく安定した毎日を送ることが可能となります。

Q 症状が落ち着いたら薬はやめても良いのですか?

A 潰瘍性大腸炎の治療目的は、まず腹痛・下痢・血便などの症状のある「活動期」を脱し、症状のない「寛解期」へと導入することです。

寛解期になると病気でなかった時と殆ど変わらない生活を送ることができます。しかし、潰瘍性大腸炎は再燃(寛解期から再び活動期に移行すること)する可能性が高く、再燃を予防するために維持療法が必要となります。

寛解を維持し、再燃を予防するためには、薬を飲み続ける必要があります。ある2年間の調査研究では、薬をきちんと飲んでいた患者さんは約9割が緩解を維持していましたが、きちんと飲まなかった患者さんでは約6割が再燃していたとの報告があります。

Q なぜ寛解を維持することが重要なのですか

A 潰瘍性大腸炎の発症から10年以上経過し、病変の範囲が広い(左側大腸炎型、全大腸炎型)患者さんでは、大腸がんのリスクが高まる傾向にあります。大腸の粘膜に炎症が続くことが一因と考えられています。

薬を飲み続けることで大腸粘膜の炎症が抑えられると、合併症の予防、発がんのリスクが約半分に低下することが報告されています。

Q どのような合併症がありますか

A 潰瘍性大腸炎の合併症には、腸管に起こるものと腸管外に起こるものがあります。朝刊合併症としては、大量出血、中毒性巨大結腸症、狭窄、穿孔、癌化などがみられます。腸管外合併症としては結節性紅斑などの皮膚症状、肝障害、関節炎など全身に起こることがあります。

中毒性巨大結腸症は炎症が急速に悪化し大腸の動きが止まってしまい、腸内にガスや毒素が溜まった結果、腸が風船のように膨らんで巨大化し、全身に中毒症状が現れることがあります。多くの場合、緊急手術を必要とします。

Q 定期的に受けなければいけない検査はありますか

A 潰瘍性大腸炎の症状をきちんと把握するために、血液検査や大腸内視鏡検査などが行われます。

潰瘍性大腸炎の活動期には腹痛や下痢、血便といった症状が認められます。大腸の粘膜の炎症が治まってくると症状も治まってきます。

しかし、実際には自覚症状が殆どなくなっても(症状的には寛解期)、大腸内視鏡検査を行ってみると、炎症が治まり切っていないことが少なくありません。内視鏡検査で確認できる「炎症が完全に治まった状態」を「粘膜治癒」と呼び、これを達成することが重要です。

Q 「粘膜治癒」によって得られるメリットとは

A 最近の研究結果では、粘膜治癒を達成することにより、以下の3つのメリットが得られると報告されています。

1. 再燃リスクの軽減
 粘膜治癒した患者さんと、そうでない患者さんの1年間の経過をみたところ、粘膜治癒していなかった患者さんは73.9%が再燃してしまいました。一方、粘膜治癒した患者さんで再燃したのは27.5%でした。

2. 入院・手術リスクの軽減
 中等症~重症であった患者さんの経過で粘膜治癒に至らなかった患者さんは、その後5年間の入院率が48.7%だったのに対し、粘膜治癒を達成できた患者さんは25.0%にとどまりました。

また、大腸切除を受けるまでに至った割合を比較すると、粘膜治癒していなかった患者さんの手術率は18.0%だったのに対し、粘膜治癒していた患者さんでは3.3%でした。

3. 大腸がんのリスクの軽減

 粘膜治癒を達成した患者さんでは、粘膜治癒に至らなかった患者さんに比べて大腸がんのリスクが軽減したという報告があります。

 

Q 日常生活ではどのようなことに気を付けたら良いのでしょうか

A 仕事や日常での運動を含め、病気を理由に日常生活を必要以上に制限することはありません。だからといって翌日まで疲れを持ち越すようなムリは禁物です。また過労やストレスが再燃のきっかけになることもありますので、日々の生活においては適度な安静と十分な睡眠をとり、ストレスのない生活を送るようにしましょう。趣味の時間を楽しむなどのストレスをためないよう、自分なりの対処法を身に着けておくことも大切です。

Q 食事で気を付けておくことは

A 基本的に厳しい食事制限の必要はありません。ただし、調子の悪いときはお腹を刺激するような食事を控えるなど、セルフコントロールを心がけましょう。

活動期は腸管からの栄養の吸収が妨げられ、体力の消耗をきたすことがあるので、高エネルギー食や良質のたんぱく質、消化の良い食事が勧められています。

寛解期はそれほど神経質になる必要はありません。暴飲暴食を避けてバランスの良い食事を心がけましょう。

Q 妊娠・出産はできますか

A 基本的に妊娠・出産は問題ありません。

ただし活動期に妊娠した場合は流産や早産などのリスクが若干高くなることから、妊娠を希望する場合は、事前に医師に相談し寛解期の状態で計画的に妊娠されることが理想です。

最も大切なことは、初期から薬物療法を継続的に行うことにより、再燃させないようにすることです。ただし、妊娠前や妊娠中は薬物の種類や量を変更する場合があります。

Q 潰瘍性大腸炎は遺伝しますか

A 潰瘍性大腸炎は、必ず子供に遺伝するわけではありません。

潰瘍性大腸炎とクローン病を含む「炎症性腸疾患」というくくりでみると、炎症性腸疾患の患者さんの身内に同病の人がいる確率は1~数%と報告されています。これは、そうでない人と比べれば数倍高いことになりますが、それが遺伝の影響なのか、生活環境による影響なのか、はっきりしていません。

いずれにしても、潰瘍性大腸炎の患者さんのお子さんが同じ病気になる確率は、糖尿病や高血圧などの他疾患に比べると低い確率と言えます。

Q 妊娠にあたってどのような準備が必要ですか

A 妊娠すると、産婦人科と消化器科のどちらの診療科にもかかることになります。

消化器科では妊娠していることを伝え、なるべく寛解期に妊娠できるように病気をコントロールすることが大切です。さらに病状が悪化する場合に備え、妊娠中も潰瘍性大腸炎の診察は定期的に受ける必要があります。

産婦人科では、自分が潰瘍性大腸炎であることをきちんと説明し、母体と胎児の健康状態を注意深く観察してもらいましょう。

また、どちらの診療科にもどこの病院にかかっていいるかを伝えておきましょう。消化器科と産婦人科の両方の主治医が連絡を取り合える状態にしておくと何かあったとき、速やかに対応できます。潰瘍性大腸炎を診察できる医師がいる病院での出産が可能であれば、より安心です。

Q 授乳中にも薬を飲んだ方が良いですか

A 母乳は赤ちゃんに必要な栄養が含まれており、母乳で育てることは感染予防や発育面に良い影響を与えます。

お母さんが飲んだ薬は体内に吸収され、ごくわずかに母乳に移行しますが、その薬が赤ちゃんに影響を及ぼすものかどうかは種類によって異なります。メサラジンやサラゾスルファピリジンは母乳への移行が少なく、安全な薬と考えられています。

一部母乳にふさわしくないくするもありますが、薬を飲まないことで再燃をしてしまうと育児もできなくなってしまいますので、薬は継続して服用し、授乳しても良いかは医師に相談しましょう。

食道・胃疾患の症状について

Q 胸焼けがします。

A 胸焼けは胃液が食道に逆流することなどで起こります。アルコール、食べ過ぎ、脂肪の多い食事、イモなどのデンプン類を多く摂取すると、胸焼けの原因となります。食道と胃の境にヘルニアがあり締りが緩くなると起きやすくなります。また、太りすぎも胸焼けの原因となります。食生活の改善とストレスの解消を心掛けて下さい。それでも症状が改善しない方は、食道炎を起こしている可能性がありますので、内視鏡による精密検査が必要となります。今日では良いお薬があり治療が可能ですが、服薬を中止すると再発しやすいようです。

Q のどや食道の閉塞感を感じて、食道がんが心配なのですが・・・・

A この症状で最も怖いのは食道がんですので、一度、胃内視鏡検査(胃カメラ)での検査をお勧めします。

しかし、この症状で来院された多くの方は異常所見は見つかりません。原因はストレスなどによる自律神経の乱れから生じる機能異常のことが多いようです。自然に軽快することも多いのですが、漢方薬が有効なことがあります。

Q みぞおちが痛みます。

A 急性胃炎、慢性胃炎、胃・十二指腸潰瘍、機能性胃腸症などが考えられます。それぞれの疾患で治療方針が異なります。胃内視鏡検査(胃カメラ)により診断を確定して治療を行うのが最も確実ですが、検査に抵抗がある方には予想される疾患に対する第一選択の治療をご提示します。まずは一度、ご相談ください。

空腹時の痛みでは胃・十二指腸潰瘍などの可能性があります。

Q 検診でピロリ菌がいると言われました。

A ピロリ菌は正式にはヘリコバクター・ピロリ菌といいます。電子顕微鏡で見るとヘリコプターのような鞭毛(鞭毛)を持っているので、このような名前が付いています。

胃・十二指腸潰瘍、慢性胃炎の方は除菌療法が勧められています。

Q 胃がんとピロリ菌の関係について。

A 日本人の胃がんの発生には

1.漬物・みそ汁などの日本食に特有の高塩分食
2.ピロリ菌の感染
3.体質

の3つの要素が考えられており、ピロリ菌を除菌すると胃がんの発生率が下がります(0にはなりません)。最近は、食生活の変化(塩分を控えるようになった)、胃がん検診の普及に伴い、胃がんによる死亡者数は減少してきています。

Q 嘔気・嘔吐が続いています。

A 一過性のものならば暴飲暴食、ウイルス感染、ストレスなどが原因のことが多いようです。1~2日で治まるのであれば、安静と食事制限で様子を見ても構いません。水分摂取ができない、飲んだものをすぐに吐いてしまう場合は、脱水になるので点滴が必要です。

Q 黒い便が出たのですが。

A 便の色が海苔の佃煮のように真っ黒になる場合、胃・十二指腸から出血している可能性があります。胃内視鏡(胃カメラ)による精密検査が必要です。経過を見ることは危険です。めまいや立ちくらみを伴う場合、間を置かずに続けて吐血した場合には救急車を呼び、総合病院を受診してください。

診療時間

△土曜日午後の診療は
15:30~17:00まで
休診日/木曜・日曜・祝祭日

診療科目
内視鏡内科、肛門外科
胃腸内科、外科

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