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大腸内視鏡検査(大腸カメラ) - 川越駅前胃腸・肛門クリニック(埼玉県川越市)

便潜血検査について

大腸がんにかかる人は、40歳から増加

日本で1年間に新たに大腸がんと診断された人数(罹患数:りかんすう)は、2012年では男性が約7.7万人、女性が約5.7万人であり、増加傾向にあります。また、臓器別にみると、大腸がんは男性で2番目に、女性でも2番目に多いがんです。

年齢別の大腸がんにかかる割合は、40歳代付近から増加し始め、高齢になるほど高くなります。

大腸がん検診の実際

大腸がんによる死亡率の増加を抑えるため、市町村などの行政により住民検診、企業検診や人間ドックなどで、大腸がん検診が広く行われています。

対象の年齢は40歳以上です。これは、大腸がん死亡率が男女とも40歳から増加し始め、50歳から急増してくるためです。そして、遂年(年一回、毎年)行うことが推奨されています。欧米や日本で検討が行われ、遂年検査を継続した方が、単年の検査よりも高い大腸がん死亡率が減少することが証明されています。40歳以上の方が毎年、大腸がん検診を受けることで、大腸がんによって死亡する確率を約60~80%減らすことができるという調査報告もあります。

大腸がん検診のスクリーニング検査として、便潜血検査が用いられています。腸管内に50ml以上の出血があれば、肉眼的に血便として認識できますが、ごく少量の出血では認識できません。大腸がんは、がんの表面が自然に崩れたり、通過する便で擦れ、表面が崩れることによって少量の出血をきたすことがあります。このような肉眼的に認識することができないごく少量の出血を(潜出血)を検出するのが便潜血検査で、大腸がんの症状(便通異常や腹痛など)よりも早期に、便潜血検査が陽性として検出されるとされています。

便潜血検査が陽性になる確率は約5~10%、がん発見率は0.10~0.15%です。これは大腸がん検診を1万人の方が受けた時に、500~1000人が便潜血陽性となり、そのうち10~15人が大腸がんと診断される割合です。大腸がんの約30%以上が、この検査をきっかけに発見され、そのうち70%が早期がんです。

便潜血検査が陽性の場合、精密検査が必要です。精密検査の方法で、最も精度が高いのは大腸内視鏡検査であり、厚生労働省はこの方法を推奨しています。レントゲンを使用する注腸バリウム検査は大腸内視鏡検査よりも精度が落ちるとされています。ただし、精度が高く、苦痛の無い、十分な大腸内視鏡検査を提供できる施設が多くなく、便潜血検査が陽性でもたったの54%しか精密検査を受けていないのが現状です。

大腸がんは早期発見であれば、90%以上が治ると言われています。早期発見・早期治療を目的としているがん検診ですが、日本の大腸がん検診の受診率は、40歳以上で、男性27.4%、女性24.9%となっています。諸外国での大腸がん検診受診率は、フランス50%、イギリス60%、フィンランド73%です。同じアジア圏の韓国でも44.7%であり、日本の大腸がん検診受診率が国際的にみても低水準なのが問題となっています。

便潜血検査について:化学的方法と免疫学的方法

便潜血検査には化学的方法と免疫学的方法があります。

化学的方法は、以前から用いられてきた方法です。赤血球中のヘムが持つペルオキシダーゼ様作用を検出します。ヘムと同様のペルオキシダーゼ様作用を持つ、肉や魚料理などに含まれる血液や鉄剤、ミオグロビン、緑黄色野菜にも反応し陽性となってしまい、偽陽性反応が問題となります。

一方、免疫学的方法は、ヒトヘモグロビンに対する抗体を用いて潜血の有無を検出する方法で、肉や魚の血液には反応しません。つまり、人間の潜血のみに特有に反応します。胃酸や腸液などの消化液により、ヘモグロビンが変性する食道や胃などの上部消化管からの出血は検出されず、大腸からの出血のみを検出します。

現在の便潜血検査は、免疫学的方法が行われています。

 

便潜血検査判定(陽性あるいは陰性)の解釈

便潜血検査が陰性でも、大腸にポリープやがんが全く無いとは言い切ることができません。
例えば進行大腸がんは、その30%は便潜血検査が陰性となります(偽陰性)。
ポリープに関しては陽性率が低く(10~50%と報告にばらつきがあります)、便潜血が陰性でも、大腸内視鏡検査で大腸ポリープや大腸がんが発見されることも少なくありません。

一方、陽性の結果でも、必ずしも大腸にポリープやがんが存在するとは限りません。便潜血検査陽性の方の約30~40%は検査をしても、大腸に病変を認めません(偽陽性)。

あくまでも便潜血検査はその時の状態を、点で見ているにすぎません。

 

便潜血検査の定量法(数値化)

実際の便にどのくらいの量の血液が混ざっているかを調べる方法です。以下のような報告がされています。

便中ヘモグロビン濃度(ng/ml)

・100以下                 ・201~500
  早期大腸がん 0%             早期大腸がん 3.1%
  進行大腸がん 0%               進行大腸がん 0.4%
  大腸ポリープ 17%              大腸ポリープ 32.7%
  その他    4%                                      その他    2.7%
  異常なし   79%                                      異常なし   60.9%

・101~150                                                ・501~1000
  早期大腸がん 1.4%             早期大腸がん   5.9%       
  進行大腸がん 0%             進行大腸がん 3.7%
  大腸ポリープ 27%                                      大腸ポリープ 34.3%
  その他    3.3%             その他             2.9%
  異常なし   69.2%                                   異常なし   53%

・151~200                                                ・1001以上
  早期大腸がん 1.7%             早期大腸がん 3.6%
  進行大腸がん 0.4%             進行大腸がん 10.9%
  大腸ポリープ 28.8%             大腸ポリープ 38.4%
  その他    3.4%                                    その他    3.6%
  異常なし   65.7%                                   異常なし   43.4%

 

進行大腸がんは、数値が上がるに比例してその数も増加し、1001以上では「10人に1人が進行がん」と報告されています。1001以上の方は要注意です。

早期大腸がんは、201以上になると約4%に認められ、200以下の約4倍となります。
501以上になると有病率が約半数となり、「2人に1人は何かしらの病気がある」ということになります。

大腸ポリープは、どの値でも認められます。

2回とも1000以上の場合は、33%が大腸がん(早期・進行)、
2回とも500以上の場合は、31%が大腸がん(早期・進行)というデータもあります。

 

大切なのは早期発見と再発予防

日本人の死因で、最も多いのはがんです。その中でも大腸がんは、臓器別の死亡者数で上位に入ります。

大腸がんは、早期の段階で治療を行えば、高率に完治すこと(治癒)ができます。
大腸がんは早期の段階では、症状を自覚することがありません。早期に発見するために、40歳以上の方は定期的に大腸がん検診を受けることをお勧めします。

 

Q & A

Q1 早期の大腸がんには自覚症状がありますか?
A1 早期の場合は、殆ど自覚症状はありません。

 

Q2 どのくらいの割合で大腸がんが見つかりますか?
A2   便潜血検査を受けた方のうち、1000人に1~2人です。
便潜血検査で「陽性(要精密検査)」という結果が出るのは約7%(5~10%)です。そして、精密検査の後に大腸がんと診断されるのは約0.1~0.2%で、そのうちの約70%が「早期がん」です。

 

Q3 いぼ痔がある人は便潜血検査で陽性になりますか?
A3 必ずしも陽性になるとは限りません。
もし陽性になったときには、いぼ痔があるからと思い込まずに、必ず精密検査を受けましょう。大腸がんが発見されたとしても、早期であれば90%以上が内視鏡治療で完治します。

 

Q4 便潜血検査で2回のうち1回だけ陽性でも大腸の検査は必要ですか?
A4  1回だけでも便潜血検査が陽性となった場合は、大腸内視鏡検査が必要です。

便潜血検査は低コストで簡単に行える利点がありますが、精度が低いという欠点があります。便潜血検査では進行大腸がんの30%、早期大腸がんの50%は陰性となり、見逃されてしまう可能性があります。

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診療科目
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